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東京電力の家庭用電気料金を徹底解明する

 

 

9月から東京電力の電気料金が値上げ

 

東京電力の電気代が9月から値上げされます。

まったく無関心の人もいれば、「決まってしまったことだから仕方がない」と、寛大なこころを持った人もいます。

電気は私たち日本の国民にとって必要不可欠なものですから、文句も言わずに請求される電気代を払ってきました。

 

 東日本大震災を契機に、”電気料金の適正さ”が話題にのぼる機会は増えましたが、わかりにくい料金体系のため、なかなか理解しづらいものがあります。

東京電力は”国有化”されたといえ、企業ですから適正な利益は出す必要があります。ムダな経費を削り、電気料金を抑制しながら利益がでる体質への改善を望みたいものです。

 

そのためにも、ユーザーである私たち国民が電気料金のしくみを理解し、支払っている電気代が妥当かどうかを判断する力をつけなければなりません。

全国の10大電力会社の電気料金体系は似ていますが、それぞれ違いもあります。まずは、需要家の多い東京電力からみていきましょう。

 

東京電力の電気料金の明細を見てみる

東京電力電気料金計算明細

 

上記の表は東京電力のWebサイトで公開されている情報をもとに、2012年9月の電気料金明細を出しています。

 

東京電力にはオール電化や深夜電力のプランを始め、多くの契約プランがありますが、一般家庭向けで一番多く「従量電灯B」の契約プランでの算出となります。

東京電力が「標準家庭の電気代」を出す際にも利用されているプランです。

 

それでは、明細をみていきましょう。

 

まず、東京電力の場合は、「基本料金」がかかります。

契約アンペア数によって、基本料金(符号A)は異なってくるのですが、ここでは30A(アンペア)で、月に819円かかります。

 

 

東京電力管内の2DKマンションに住んでいたとき、下記のような分電盤が玄関の上の方に設置されていたのを覚えています。

30A(アンペア)の分電盤

分電盤の契約アンペア数は色で識別できるようになっています。東京電力のウェブサイトのQ&Aページに以下の表が掲載されています。

契約アンペア数が大きくなるほど、基本料金も高くなっていきます。

 

東京電力の分電盤容量は色で識別できる

 

次に実際消費する電力料金の計算の方法ですが、電気を使うほど単価が高くなるように設定されています。

 

1から120kWhまで(符号B)は、1kWh(キロワットアワー)あたり18.89円ですが、120kWhを超え300kWhまで(符号C)は25.19円になります。300kWhを超える(符号D)電力使用に対しては、29.10円にまで高くなってしまいます。

 

符号Eの燃料調整額は、輸入する原油や液化天然ガスなどの発電用燃料の調達価格の変動分を毎月プラスマイナスして調整しています。

 

 

ここまでは自分の家で消費した電力料金ですので負担するのうは当然ですが、符号FとGの太陽光発電促進付加金と再生可能エネルギー賦課金は他人のために支払うようなものです。

 

太陽光発電をはじめ、風力発電などの再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社に買い取ってもらえます。その買取りの原資を電気を使っている人みんなで負担することになっているのです。

 

金銭的に余裕のある層の人たちは太陽光発電パネルを設置して、余剰電力を最大化させて売電すれば得になります。

 

200万円以上する太陽光発電システムは、誰でも設置することはできません。さらに売電のお金を自分たちが負担していると認識している人はそう多くありません。

 

負担金額は年を重ねるごとにじわじわ増えていきますから、将来的には大きな金額になってきます。

 

 

最後に電気料金からマイナスされる項目です。符号Hの口座振替割引サービスです。銀行口座から毎月自動的に引き落とす契約をしていれば、月に52.5円が値引きしてもらえます。

 

これらをすべて計算すると、9月の電気代は7,548円(税込)となります。

*1円未満の切上げ、切り捨ての関係で多少の誤差がでます。

 

 

ややこしい項目や計算があって電気料金はわかりにくいですが、ぜひ自分で理解し電力料金の”適正さ”を判断してみてください。

 

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2012年8月13日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:光熱費アレコレ

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